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水深1024m

技術的なメモとか日記的なもの

ISUCON4 予選2日目2位通過

できました。楽しかったー
ISUCON については公式ページをご覧ください。
ISUCON公式Blog

.dat というチームで参戦しました。チームメイトは @TakatoshiMaeda@y_matsuwitter というメンバー。
以前一緒の会社で働いてて、@TakatoshiMaeda とは現職でも同僚。
一緒に朝までデバッグしてたりつらいことを共有してきた仲ということもあり、色々やりやすかったです。

今回の ISUCON4 予選最大の誤算は ShellShock と AWS リブート祭でした。 ISUCON の性質上 Web インフラ界隈の参加者が多いようですし、 他の参加者でも巻き込まれた方々が多かったんじゃないでしょうか。お疲れ様でした。
ほんとは僕の自宅でモニタとか持ち込んで前日からワイワイやる予定だったのですが、 状況を冷静に考えて会社のオフィスでやることにしました。
祭が 3:00 AM - 7:00 AM JST という時間ゆえに当日影響を確認しつつ眠れたのは 5:30 AM という状態で、 @TakatoshiMaeda に「オフィスのこのへんで寝てるから起こして」と書き残して眠りについたら、
本人曰く「遠足前の小学生」だったテンションでその3時間後に叩き起こしてくれました。感謝。

#isucon 4予選参戦記 - 2日目暫定3位でした - takatoshi-maeda’s diary
#isucon 2014予選二日目を三位で通過した話 - Qiita

うちのチームがやったことは大体上記 URL の二人の記事に書いてありますので今更書くこともそんなに無いと思います。
@TakatoshiMaeda が全体の分析や初期のサーバセットアップ周りをめっちゃ前から準備してくれていて、当日非常にスムーズに開始できました。 大体11時前には環境構築、初期のベンチマーク、ひと通りの計測、コードリーディングをざっと済ますことができたことは非常に大きかった。
うまくいった理由は特に以下の3点だと思っています。

  • 3人の得意分野がいい感じにばらけていて補完できた
  • 上にも書いたように初期準備が非常にスムーズにいった。@TakatoshiMaeda++
  • ベンチを取りながら最初にガッとコードを読み、当初決めた戦略 (martini の入れ替えとフル Redis 化) がそのままピッタリハマった。

最初にコード読んだ段階で、ロジックの整理しやすい login_log 周りにかなりのコストがかかっており、レギュレーションの確認(再起動後もデータを保っている必要がある)がとれたので、かなり初期の段階で方針については合意できました。
僕は kernel, nginx, Redis のチューニング、あとはアーキテクトっぽいこととデバッガぽいことくらいしか仕事がなかった気がします。実際ノーチューンというか削れるだけ削りましたみたいな my.cnf は一度も触りませんでした。
あとはベンチマーク中の I/O などを眺めつつ、できるだけパフォーマンスを上げられるような設定を詰めていきました。
全部1サーバでやるという制約上、多少なりともオーバーヘッドのあるネットワーク通信を使いたくなかったので、 nginx - Go App - Redis 間は全て UNIX domain socket に変更していて、ベンチマーク的にはこれも結構効果が大きかったのではと思っています。
カーネル周りのチューニングは ISUCON 頻出というか現実世界でも頻出な TCP 周りの設定を入れ、 nginx は基本的なチューニングと静的ファイルを nginx で返すように設定。 あとは細かい点を直したり、他の二人の実装レビューしたりデバッグ手伝ったり、で終了。
何度も再起動したり AMI から作りなおしたりして確認後に AMI 提出。 暫定3位でしたが正式順位発表で2位となりました。
ISUCON4 本戦出場者決定のお知らせと本選出場者の利用言語比率 : ISUCON公式Blog

ISUCON では普段やっていないことはできないし、大胆なことをやるなら初期の段階にやるのが良いというのをなんとなく察していたので、状況によっては巻き戻して MySQL でやれるだけやることも(自分の中では)考えていたのですが、 @y_matsuwitter の進撃の実装力により何ら問題なく変更が完了したので杞憂に終わりました。 よかった。

感想と本戦に向けて

予選は1サーバのみで全てやるという制約上、とにかくメモリに載せるという戦略がどうしても取りやすくなってしまうとは思うのですが、単にメモリに載せるだけではダメで保持しているデータをどうするか、などの問題も絡んでくるので、やっていてとても楽しかったです。普段の仕事でもやるようなことを考えるので、"あ、これゼミでやったところだ!!!" 的なことも色々とありました。
本戦は過去の例を見ていると複数のサーバを使うことになりそう、つまり今回あまり重要な要素ではなかったネットワークをどう使うかという部分が重要になってきそうで、非常に楽しみにしています。
尻に火を付けられてガリガリやっていく感覚というのは健康上あまりずっと味わいたくはないわけですが、たまにやるエクササイズとしては最高ですね。
直前になって ShellShock みたくおしゃれニックネームとかおしゃれアイコンとか特設 Web サイトが登場するような脆弱性が出ないこと、インスタンスが大量リブートしたりすることのないことを祈りつつ、楽しみに本戦を待ちたいと思います。
運営のみなさま、大変だとは思いますが引き続きよろしくお願い致します!